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腰の構造と腰痛を引き起こす病気

腰痛は生涯で一度は経験されると言われており、今まさに悩まされているという方もいらっしゃることでしょう。腰痛はなぜ発症するのか疑問に感じる方も少なくないですので、腰の構造と腰痛を引き起こす病気をご説明します。

腰は重要な役割を持っている

人間は、背骨によって正しい姿勢を維持することができます。背骨は正面から見ると真っ直ぐな形状をしていますが、側面から見るとアルファベットのSのような形状になっているのが正常です。背骨は椎骨と椎間板で構成されており、屈伸運動をスムーズに行うためにS字の形状となっています。

また背骨には脊髄神経が通っており、正しい姿勢を保つだけでなく脊髄神経を保護する役割もあります。脳からの指令が脊髄神経を通って筋肉などに送られることによって、曲げ伸ばしなどの動きをしているのです。腰痛があるということは、痛みの辛さだけではなく日常的な動きに制限が出るため、医師による診断と適切な対応で辛さのない日常生活を取り戻すことが必要なのです。

腰痛を伴う病気

腰痛の代表的な病気としてぎっくり腰がありますが、ぎっくり腰は椎間捻挫や急性腰痛とも言われています。重量物を持ち上げた瞬間や身体を捻った時、くしゃみをした時などに発症する場合があります。ぎっくり腰は突発的に発症して激しい痛みを伴うので、海外では魔女の一撃とも言われるほどです。他には、変形性腰椎症や椎間板ヘルニアがあります。

変形性腰椎症は、名前の通り腰椎や椎間板が変形することで腰痛を引き起こす病気であり、腰痛以外にも冷えやしびれを感じることがあります。椎間板ヘルニアは背骨を構成している椎間板が何らかの原因で飛び出してしまい、神経を圧迫することで腰痛を引き起こす病気です。椎間板ヘルニアは神経を圧迫しているため、腰痛以外にも全身に様々な症状を引き起こします。