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月別アーカイブ: 2017年7月

腰の構造と腰痛を引き起こす病気

腰痛は生涯で一度は経験されると言われており、今まさに悩まされているという方もいらっしゃることでしょう。腰痛はなぜ発症するのか疑問に感じる方も少なくないですので、腰の構造と腰痛を引き起こす病気をご説明します。

腰は重要な役割を持っている

人間は、背骨によって正しい姿勢を維持することができます。背骨は正面から見ると真っ直ぐな形状をしていますが、側面から見るとアルファベットのSのような形状になっているのが正常です。背骨は椎骨と椎間板で構成されており、屈伸運動をスムーズに行うためにS字の形状となっています。

また背骨には脊髄神経が通っており、正しい姿勢を保つだけでなく脊髄神経を保護する役割もあります。脳からの指令が脊髄神経を通って筋肉などに送られることによって、曲げ伸ばしなどの動きをしているのです。腰痛があるということは、痛みの辛さだけではなく日常的な動きに制限が出るため、医師による診断と適切な対応で辛さのない日常生活を取り戻すことが必要なのです。

腰痛を伴う病気

腰痛の代表的な病気としてぎっくり腰がありますが、ぎっくり腰は椎間捻挫や急性腰痛とも言われています。重量物を持ち上げた瞬間や身体を捻った時、くしゃみをした時などに発症する場合があります。ぎっくり腰は突発的に発症して激しい痛みを伴うので、海外では魔女の一撃とも言われるほどです。他には、変形性腰椎症や椎間板ヘルニアがあります。

変形性腰椎症は、名前の通り腰椎や椎間板が変形することで腰痛を引き起こす病気であり、腰痛以外にも冷えやしびれを感じることがあります。椎間板ヘルニアは背骨を構成している椎間板が何らかの原因で飛び出してしまい、神経を圧迫することで腰痛を引き起こす病気です。椎間板ヘルニアは神経を圧迫しているため、腰痛以外にも全身に様々な症状を引き起こします。

しびれの原因

手のしびれや足のしびれに悩まされている方の辛さは、周囲にあまり知られることがありません。辛いしびれを引き起こす原因とは、いったい何なのでしょうか。
しびれの原因について簡単にご説明致します。

手のしびれ

「手のしびれ」の原因を探るにあたって、まず原因と考えられるのが「首」です。
首のしびれとしては「頸椎椎間板ヘルニア」が原因の「ヘルニアしびれ」があります。
また、ご年配の方に多いのが「変形性頚椎症」という病気が原因のしびれです。
これらの病気は、首の骨と骨の間をつなぐ椎間板が歪むことによって引き起こされます。

足のしびれ

足のしびれの原因は非常に様々です。そのひとつとして挙げられるのが「血行不良」です。
日常生活において「長時間座っている」「姿勢が悪い」という状態が続くと、血行不良を引き起こし足のしびれを感じることがあります。また、脳梗塞や糖尿病性神経症といった重大な病気の予兆として、足のしびれが現れることもあります。基本的には生活習慣の乱れに起因することが多いといえますが、万が一のために病院での検査も視野に入れておく必要があります。

ヘルニアの原因とは

しびれを引き起こすヘルニアは、加齢的変化や運動による強い負荷・外傷・積み重なる不良姿勢などによって起こります。ヘルニアはご高齢の方に多い病気ですが、20代でもすでに加齢的変化や不良姿勢による積み重ねは起きています。事前予防という意味でも日頃から日常生活に気をつけ、身体の変化を感じたら即座にカイロプラクティックサロンなどに相談するようにして下さい。

腰痛でお悩みの方におすすめの栄養素

腰痛は国民病とも言われており、腰痛にお悩みの方は多くいらっしゃいます。
内側からのアプローチのひとつには、腰痛に良いとされる栄養素を摂取することが挙げられます。そこで、腰痛でお悩みの方におすすめの栄養素についてご紹介致します。

カルシウム

骨を丈夫にするために欠かせないのが、カルシウムです。カルシウムは生命の活動においても必要不可欠なもので、骨の形成や筋肉や神経の働きを司っています。カルシウムを多く含む食品には、牛乳・乳製品・小魚・ゴマ・緑黄色野菜などがあります。

カルシウムの吸収を妨げるとして注意が必要なのは、塩分・リン・カフェイン・アルコール・ニコチンなどがあります。これらは、清涼飲料水やインスタント食品などに多く含まれています。摂りすぎないように気をつけることも、カルシウムを効率よく摂取するために大切です。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける栄養素であり、血液や筋肉のカルシウム濃度を保つ働きがあります。ビタミンDが不足してしまうと、筋力の低下や骨粗しょう症につながるとも考えられます。干ししいたけ・しめじ・マグロ・サンマなどに多く含まれています。
ひざ痛みがひどくなってきたと感じる方は、日頃から意識的に摂取してみて下さい。

ビタミンE

ビタミンEは、腰痛の他に肩こり・冷え性などにも関わりのある栄養素です。
血液をさらさらにして、血液循環を促す働きがあります。また、血行が良くなることで筋肉に溜まった乳酸などが運び出されて筋肉に酸素と栄養が届けられ、筋肉の硬直が緩和されます。
ビタミンEを多く含む食品の代表は、サケ・イカ・かぼちゃ・ほうれん草などです。

身体のゆがみにつながる動作

日常的な歩行や姿勢など、動作には人それぞれ癖があるものです。
普段の何気ない動作の癖が場合によっては身体のゆがみの原因となり、その身体のゆがみによって股関節痛・ひざ痛み・ヘルニア・しびれなどを引き起こしているケースがあります。
そこで、身体のゆがみを引き起こす動作についてご紹介致します。

間違った姿勢でいる時間が長い

デスクワークをされている方の中には、足を組んでしまう癖がある方も少なくありません。
また、パソコンを長時間使用していると、無意識のうちに前かがみになり猫背の状態になっている場合もあります。このような間違った姿勢を長時間続けていると、身体のゆがみにつながってしまうのです。

同じ動作が多い

仕事などで同じ動作を繰り返し行っていると、一定の筋肉のみを使用することになります。
そのため、使う筋肉だけが強化されてしまい、筋肉のバランスが崩れて身体がゆがみやすくなってしまうのです。これは同じ側でだけバッグを持ったり、同じ足にだけ体重をかけて立つという癖も該当します。

身体に負担がかかる動作をしている

畳や床などに座るときは、人それぞれ楽な姿勢で座ることが多いのではないでしょうか。
正座やあぐら、両脚を同じ方向に曲げて座るお姉さん座りなど様々な座り方があります。
しかし、あぐらは股関節が極端に外側に回ってしまい、骨盤のゆがみを引き起こしてしまう座り方です。

また、お姉さん座りも骨盤の開閉差と前後差を強化しやすく、骨盤だけでなく筋肉にも負担をかけてしまいます。上記のものが身体にゆがみを引き起こしてしまう動作ですが、心当たりがあり体のゆがみを感じているという方は、整体施術を受けてみませんか?

腰痛を再発させないためのポイント

腰痛に悩まされ、カイロプラクティックなど整体に通う方も少なくありません。
腰痛は再発することも考えられるので、日頃からの注意が大切です。
そこで、こちらでは、腰痛の再発を予防するために日常生活で心がけておきたいことについてご紹介致します。

腰に負担がかからないようにする

腰痛の再発の原因として、腰をひねる、重いものをもつなど、何気ないけれど腰に負担をかけてしまう動作が挙げられます。腰痛をお持ちの方は、このような腰に負担がかかる動作は極力避けるようにしましょう。仕事をしている時や家事をしている時など、常日頃から腰を労わることが大切です。

ストレッチなどを行う

ストレッチや柔軟体操は美容だけでなく、腰痛の再発防止にも役立ちます。
身体が硬いと身体を動かす際に、筋肉に大きな負担がかかってしまい、結果的に腰にも負担がかかることになるためです。ストレッチなどで身体を柔らかくすると、腰への負担も軽くなります。しかし、腰痛がある状態でのストレッチは、反対に痛みを悪化させる可能性がありますので注意が必要です。

腰に違和感がある場合はすぐに休む

腰に違和感がある場合や、再発を思わせたりする症状があれば、早めに身体を休めるようにしましょう。違和感があるのに無理して動き続けてしまうと、痛みに変わってしまうこともあります。違和感や痛みが少しでもある場合は、コルセットを使用して腰を保護し、腰への負担をなるべく軽減するようにして下さい。

腰痛以外にも、ひざ痛みやO脚悩みなど身体に何かしらお悩みを抱えている方は多いものです。膝痛みなど身体の不調にお困りでしたら、カイロプラクティックがおすすめです。

肩こりの原因を探ろう

日本人の国民病「肩こり」

多くの日本人にとって、身近な存在となっている肩こり。頭痛や腰痛よりも症状を訴える方が多いともいわれています。日常生活に支障を来すレベルから、ちょっとした違和感を抱えるレベルなど、肩こりといっても痛みは様々です。デスクワークが主流になっているという背景も少なからず影響されているかもしれませんが、日本の生活習慣や文化が肩こりを引き起こす要因とも考えられています。

車の運転をする機会が多い場合も要注意

筋肉の疲労が肩こりと密接に関わりあっていると考えられている以上、長距離運転も肩こりの要因となってしまう可能性が高いです。片手だけでハンドルを握り運転している場合は、悪い姿勢になりがちです。また、一定の姿勢を維持して操作を行うため、筋肉疲労の負担も大きくなります。

長距離の運転では適度な休憩を取り、体を休めながら目的地に向かうと良いでしょう。
そうすることで、筋肉疲労の軽減にもつながりますし、リラックスして運転することができます。

人体構造の観点で肩こりの原因を知る

筋肉の疲労が肩こりと関わりあうとご説明しましたが、さらに深堀りしていくと全身を使わずに同じ筋肉のみを使い続けることによって筋肉の緊張状態が続いてしまい、それが疲労につながり、肩こりを引き起こすとも考えられています。また、普段から体を動かさないのも肩こりの原因となってしまいます。

人間の体は非常に合理的で使わなければ衰えていくのが自然な流れです。
「普段筋肉を使わないから、疲労を感じない」というわけではなく、筋肉を使わないからこそ、ちょっとした動きだけでも、肩こりや全身の疲労感へとつながっていくのです。

寝違えの基礎知識

寝違えとは?

朝起きた段階で首に何らかの違和感を覚え行動が限定されてしまうのが寝違えです。
主に頭の位置や顔の向きによって首から肩、背中上部辺りに痛みを感じるのが寝違えの特徴です。慢性的な肩こりとは違い、一時的な症状がほとんどとされています。

寝違えの症状の大きさは、「頭の位置を変えることができない」「目覚めると首の周囲が重い」「ダルさを感じる」「しびれのような症状」など、人それぞれ違います。
私たちが表現している「寝違え」は、医学用語では「急性疼痛性頸部拘縮」と呼ばれており、頸部周辺の靭帯・筋肉の急性炎症による痛みの総称として使用されます。

寝違えの主な原因

睡眠不足や日頃蓄積される疲労も原因とされています。これらは内臓や肝臓の疲れに繋がり、神経の勘違いによって首周辺筋肉が強張ってしまい、寝返りの打ちにくい体になります。
不自然な体勢を立て直す力が備わっていない状態が寝違えとも深い関係になると考えられています。泥酔状態で寝るのも、寝違えを引き起こしやすい原因のひとつです。

また、普段使用している枕も寝違えと関連しているとされています。
枕の高さや枕の硬さが体にあっていないと、寝違えてしまう可能性が高くなります。
柔らかい枕、高すぎない枕など、普段使っている枕も調整して睡眠時の無意識状態で起こる症状を避けるように心がけましょう。

症状が続く場合は…

寝違えを軽く考えてしまう方も多いようですが、期間によっては大きな病気を患っている可能性もあります。例えば、くも膜下出血。生死にも大きく関わってくる病気で、首の後ろ辺りが痛むという特徴があります。また、首周辺の病気を患っている可能性もあり、頸椎に何らかの障害があればしびれなどの症状が引き起こされます。

膝の役割と構造について

膝の役割

二足歩行する人間の体重を支える二本の足は非常に重要な存在となります。
人間の足は腕と比較すると約3倍の力が秘められているとも言われています。
特別太くて大きな骨が形成されているわけではありませんが、強靭な力の源となっているのが膝です。上半身の重さを支える二本の足の負担を上手く分散させてくれるのが膝という器官の役割です。人体構造上、膝は常に負担のかかっている部位です。

膝がクッションとしての役割を果たさなければ、緩和されるべきショックが全身に行き届き、大きなダメージを受けてしまいます。特に筋肉部分へのダメージが大きくなります。
膝を痛めてしまうと、膝を庇うあまりに他の部位にまで痛み感じる、または全身疲労を感じてしまうこともあります。それは膝がどれほど重要な役割を果たしているのかということを証明している証拠ではないでしょうか。

膝の仕組み

膝には4つの骨があります。腓骨・脛骨・膝蓋骨・大腿骨とありますが、これらの骨を多くの靭帯や腱、筋肉がつなぎ、クッションとしての役目を果たしているのです。

歩くときには体重の約2倍、階段の昇り降りでは約4倍もの重さを支える重要な仕組みがあります。力を吸収する役目だけでなく、筋肉の力を伝える滑車のような役目も果たしてくれます。
2つの膝関節が協力しあって体の動きをサポートしています。大腿脛骨関節が膝関節の曲げ伸ばしを支えていて、この部分に半月板という軟骨が入っています。

力を分散・吸収する膝の主要部分です。もうひとつの膝関節が膝蓋大腿関節と言い、膝を伸ばすときに使う筋肉の動きをスムーズに伝える役割を果たしています。
これらの関節が健康であることが毎日の生活で大切になりますが、なかには膝が痛くて毎日歩くのも辛いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

中高年の女性に多い関節リウマチ

肩こりや腰痛、ヘルニアしびれといった体の痛みや不調に悩んでいる方はたくさんいるでしょう。その中でも、ひじやひざ、手首、足の指など、体の関節の痛みに悩んでいませんか?
関節の痛みがある場合、関節リウマチであることも考えられます。

リウマチとは

関節をはじめ、関節周囲の骨や筋肉、腱などが痛む病気全般を、リウマチ性疾患と言います。
その中でも関節に起こるリウマチが最も多く、リウマチと言うと一般的には関節リウマチを指します。リウマチは免疫の異常によって、関節に痛みや腫れが起こります。
痛みや腫れがあるにも関わらずそのままにしていると関節での炎症が続き、ゆくゆくは関節が破壊されたり変形したりします。

放置していると10年後には半数の方が寝たきりになる、寿命が10年程度短くなるとも言われています。女性が関節リウマチになる数は男性の4倍程度とも言われ、特に仕事や育児に忙しい30~50代の女性に多いのが特徴です。中高年の女性に多いのは、妊娠や出産の経験、女性ホルモンが関係していると考えられています。

不治の病ではない

昔は不治の病だとされたリウマチも、今では早期発見で進行を抑制することができます。
リウマチになるのは、関節を守る骨や組織を、細菌やウイルスといった外敵と勘違いして攻撃してしまうという免疫異常によるものです。妊娠や出産、感染症、過労、ストレス、喫煙など原因は様々なため、リウマチになりやすい体質もありますが、誰にでもリウマチになる可能性があるということです。

リウマチになると、関節が腫れたり痛んだりするほか、左右対称にそれが起こる、微熱や倦怠感がある、特に朝は関節がこわばって辛いなど、体の痛みや不調が起こります。
リウマチへのアプローチは、心身のバランスを整えるということも大切です。
何だか関節が痛む、倦怠感があるという場合は、身近にある整体院に相談してみるのも一つの方法です。

脚の悩みはカイロプラクティックで解決

O脚やX脚にお悩みの方はたくさんいるでしょう。日本人女性の約8割は、O脚に悩んでいるとも言われています。O脚やX脚は、日常生活における癖が原因となっていることもあります。

椅子の座り方

1日中座りっぱなしで仕事をする方は多いのではないでしょうか。座りっぱなしだと猫背や脚を組むなど、姿勢が悪くなりがちです。座り方もO脚やX脚と関係しているので注意が必要です。正しい椅子の座り方としましては、椅子に深く腰掛け、腹筋を使って姿勢を正すようにします。ひざやふくらはぎの離れが気になる場合は、座っている時にひざやふくらはぎをくっつけ、隙間をなくすようなイメージで座りましょう。

寝る時の姿勢

ひざを曲げる、どちらか一方の脚を上に重ねるなど、O脚の原因となる寝姿勢があります。

1日8時間寝たとすると、24時間の内寝る時間が3分の1を占め、仕事と同程度の時間過ごすことになります。姿勢は背骨や骨盤といった骨格の歪みやO脚、X脚にも影響するので、寝る時の姿勢もとても重要と言えます。

仰向けが良い寝姿勢だとされ、特にうつ伏せはひざが離れやすいので注意しましょう。

寝姿勢は背筋を伸ばす、足先を開き気味にし、ひざが曲がらないようにしてみて下さい。

靴の選び方

女性はヒールの高い靴を履く方も多く、それがO脚の原因になることもあります。

ヒールの高い靴はそれだけでも不安定ですし、地面との接地面積が狭いことでバランスが取りにくいものです。筋力の使い方に偏りが出る、または骨格の負担となるなど、ひざ痛みやO脚を助長してしまうのです。 また、O脚の原因として偏平足なども挙げられます。

O脚やX脚対策には、かかと部分のクッション性が良く、かかとの無い靴、自分の足に合っている靴を選ぶことが大切です。O脚やX脚が気になるという場合は、カイロプラクティックを受けるのも一つの方法です。