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膝の役割と構造について

膝の役割

二足歩行する人間の体重を支える二本の足は非常に重要な存在となります。
人間の足は腕と比較すると約3倍の力が秘められているとも言われています。
特別太くて大きな骨が形成されているわけではありませんが、強靭な力の源となっているのが膝です。上半身の重さを支える二本の足の負担を上手く分散させてくれるのが膝という器官の役割です。人体構造上、膝は常に負担のかかっている部位です。

膝がクッションとしての役割を果たさなければ、緩和されるべきショックが全身に行き届き、大きなダメージを受けてしまいます。特に筋肉部分へのダメージが大きくなります。
膝を痛めてしまうと、膝を庇うあまりに他の部位にまで痛み感じる、または全身疲労を感じてしまうこともあります。それは膝がどれほど重要な役割を果たしているのかということを証明している証拠ではないでしょうか。

膝の仕組み

膝には4つの骨があります。腓骨・脛骨・膝蓋骨・大腿骨とありますが、これらの骨を多くの靭帯や腱、筋肉がつなぎ、クッションとしての役目を果たしているのです。

歩くときには体重の約2倍、階段の昇り降りでは約4倍もの重さを支える重要な仕組みがあります。力を吸収する役目だけでなく、筋肉の力を伝える滑車のような役目も果たしてくれます。
2つの膝関節が協力しあって体の動きをサポートしています。大腿脛骨関節が膝関節の曲げ伸ばしを支えていて、この部分に半月板という軟骨が入っています。

力を分散・吸収する膝の主要部分です。もうひとつの膝関節が膝蓋大腿関節と言い、膝を伸ばすときに使う筋肉の動きをスムーズに伝える役割を果たしています。
これらの関節が健康であることが毎日の生活で大切になりますが、なかには膝が痛くて毎日歩くのも辛いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?